ステキなハワイ語 |

ハワイ語は語感や文字にした際に、基本的にそのままローマ字読みという点において、我々日本人にもなじみやすい言語といえます。ただし、日本にはない発音もありますので注意が必要です。
また、ハワイ語にはKとWの区別が無い等の独自のルールがあります。

ハワイ語は消滅危機言語といわれています。
ハワイはアメリカの1州であることもあり、公用語はハワイ語と英語です。
ところが現在では英語が殆どのハワイ語にとって代わり、実際にハワイ語を喋ることの出来るネイティブスピーカーたちは年々減少の一途をたどっているという問題があります。しかし、あいさつや固有名詞などハワイアンたちの生活に自然に根付いている言葉も多く、また、現在では人々の生活レベルの向上や科学の発達に合わせて新しい言葉が作成されたり、現代風に使いやすく省略する等、若い世代を中心にハワイ語を復活させようという動きも行われています。

とても便利なアロハという言葉。
「アロハ」という挨拶は「こんにちは」「さようなら」「元気でね」「ごきげんよう」「愛しています」等の様々な用途で使用することが出来ます。
実際の所ハワイの言葉に明確な訳をつけることは難しいといわれています。
なぜならアロハという言葉をはじめハワイアンたちは言葉にマナ（神秘的な力）が備わっていると考えました。これは日本でいう言霊に近い考え方です。
そしてその言葉たちはその時に感じた気持ちを音に乗せて発したに過ぎず、言葉の並びよりもそこに宿る気持ちを重要視していたからです。「ハワイアンの発するすべての言葉には受け取る側に対する愛が含まれている」と、ハワイ王国最後の女王リリウオカラニは言いました。
ですから、皆さんもぜひ物おじせずに「アロハ！」とあいさつしてみましょう。
気持ちはきっと伝わるはずです。またちょっとした感謝を伝える際に「マハロ！」と言ってみるのもお勧めです。